チェロ弾きの平日~日々の記録とひとりごと
SSSでパラレルじゃない普通のロイアイ(笑)リハビリ。
続きよりどうぞ。
これが夜中に3回も4回も続くと、寝不足になるよという話。<今の私だな
あ、次男はアデノウイルスだったようです。えー。アレって夏のじゃないの?
っていうかあと2日間は熱が上がったり下がったりするのか…
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拍手ありがとうございました。
続きよりどうぞ。
これが夜中に3回も4回も続くと、寝不足になるよという話。<今の私だな
あ、次男はアデノウイルスだったようです。えー。アレって夏のじゃないの?
っていうかあと2日間は熱が上がったり下がったりするのか…
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拍手ありがとうございました。
身体の熱さを感じつつもぼんやりとした世界から覚醒した彼女は、少しずつクリアになってくる視界の中に男を見つけて、ほっと胸をなでおろす。
「…いて、良かった」
先ほどまでやんわりとしていた頬が強張っているに男は気付いて、彼女に身体を寄せる。
「どうした?」
「マスタングさんがいなくなっちゃう、と思って」
「ああ、君は夢を見ていたんだね」
男は微笑んで、彼女の汗ばんだ額に貼りつく前髪を梳く。梳く度に頬に触れる軍服の袖口の生地の、厚くごわごわとした感触が、こそばゆくも妙な安心感を覚えて彼女はふっと力を抜く。
「マスタングさん、どこにも行かないでくださいね」
とろんとした瞳で発する彼女のもうすっかり馴染まなくなった呼び名に、男は笑う。
「君は今も夢を見ているのか」
今にも閉じられてしまいそうな瞼とは真逆に、額から離れた軍服の袖口を逃すまいとばかりにギュッと握りしめる彼女に男は少しばかり驚きながら、それでもいつもよりずっと素直に感情を表す彼女を愛おしそうに見つめる。
「ゆっくり休んで、早く治ってくれよ」
その言葉が彼女に届いたのかどうかは定かではないが、男はまるで赤子をあやすように、布団に包まれた彼女の体をポンポンとやさしく拍いた。
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